★見解書とは?意味と書き方、今すぐ使える例文を紹介!
社会人になるといろいろな書類を書く機会が多くなりますよね。
いろんな書類の中で「見解書」という書類はご存知でしょうか?
書くことが少ない書類かもしれませんが、いざというときのために、意味や書き方等マスターしておきたいですよね。
では、一体、見解書とはどのような意味がある書類なんでしょうか?
また、見解書とはどのような書き方をすればよいのでしょうか?
そして、見解書の例文はどのようなものがあるでしょうか?
書き方につまづいた時、例文があれば参考にできますよね。
そんな気になる見解書の意味や書き方、例文についてクローズアップ!
今回は『見解書とは?意味と書き方、今すぐ使える例文を紹介!』についてご紹介します。
見解書とは?
見解書とは、ものごとに対する考え方、見解を書いた文書のことです。
英語では「Views Report」と言い、見て理解したことが書かれた書類ということになります。
具体的には、仕事上の事柄についてクレームや指摘があった場合に、自社としてどのように考えているかをまとめた文書の事を指します。
例えば、このような場合に使われます。
- ・マンションの建設にあたり周辺住民が反対意見を提出。それに対し、建設会社が見解を発表する。
- ・品質に問題があるのではないかという指摘に対し、自社の見解を発表する。
- ・欠陥住宅の訴えに対し、不動産業者が見解をまとめる。
- ・インターネット上で虚偽の情報を流された会社が、事実ではないとする見解書を公開する。
など一般的に社外に公開され、情報共有されるために使われます。
見解書の書き方は?
見解書は単なる書類ではなく、第三者が目を通す書類です。
そのため、誰が読んだとしても内容が理解できるよう。わかりやすく簡潔に書く必要があります。
最低限入れた方がよい要素としては、
- ・誰宛のものなのか
- ・見解の発信者(責任者や代表者)
- ・いつ書いたものなのか
- ・何の件についてか
- ・見解の内容
等です。
あれこれ考えながら書いていると、いつの間にか読書感想文のようになっていたりしますが、それだと見解書とは言えません。
客観的な事実を明確に書き、誰が読んだとしても疑問が残らないようにします。
また、弁解めいたことは書かないように気をつけましょう。
自社にとって不都合な事実に対し、どうしても弁解を入れたくなってしましますが、必要なのは言い訳ではなく、客観的な事実と冷静な対処です。
構成は、最初に結論を書くようにし、次にどうして問題が起こったのか等の背景を書きます。
そして、最後にどう対処するかを提示します。
見解書は社外の人が見ることがある文章のため、難しく感じてしまうかもしれませんが、一番大切なのは会社としての見解を客観的に分かりやすく書くことです。
見解書の例文は?
見解書は、会社に何かしらのフォーマットがあることがほとんどです。
上司や先輩等に聞いて、それを参考にすれば失敗はないでしょう。
特に決まった形はありませんので、フォーマットがないのであれば、書きやすいように書いてOKです。
でも、自由に作成してよいと言われても、どうしてよいか戸惑いますよね。
例文を紹介していきましょう。
納品した商品に問題が発生した件に対し、会社の見解という形で例文を紹介します。
〇〇社 担当者様
〇〇社への商品納品に関する見解書
日付
総務部部長 山田 太郎
〇月〇日に判明しました、〇〇社へ納品しました商品の問題に関しまして、見解を申し上げます。
- 1. 対応について
再度試作品を作成した上、〇〇社に確認していただき、了承を得た上で再生産を始めます。 - 2. 問題の経緯
〇月〇日に納入しました商品の試作品に対し、〇〇社よりサイズが違うとご指摘を受けました。
当社に残っておりました商品を確認したところ、指定サイズより〇〇mm小さいことが判明しました。
これは、〇〇社より指定されたサイズと、作成段階でのサイズに違いがあったことが原因と判明しております。 - 3. 今後の対応について
各段階による確認の徹底、設計段階での確認を特に重要視することで、再発防止に努めます。
以上
上記のような形となります。
まとめ
今回は見解書の意味や書き方等についてご紹介しました。
見解書は普段めったに書くことはありません。
そのため、書き方が分からないという方が多いでしょう。
もし見解書を書く機会があり、書き方が分からない等あれば、ぜひ参考にしてみてください。
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記事公開日:2017年11月20日