後厄とはいつからいつまで?前厄・本厄との違いは?


厄年というと「今年が厄年だ!」などと一般的には本厄の事を指して言う事が多くあります。

しかし厄年は本厄だけではなく、前厄と後厄があります。

もちろんご存じの通り、前厄は本厄の前の年で後厄は翌年となります。

一般的に前厄、本厄、後厄の定義は、前厄が「厄年へと少しずつむかって行く年」、後厄は「厄の虞が徐々に薄らいで行く年」とされていて、前厄、本厄、後厄にはそれぞれに違いがあります。

つまり厄年はある日突然切替わるというものではなく、前厄→本厄→後厄と「徐々に大きくなって徐々に小さくなる」山(「谷」の方があっているかも知れませんが…)の様な物と言える訳です。

また前厄と後厄はそれぞれ「厄入り」「厄晴れ」とも呼ばれています。

厄年の中で本厄は、ピークの時期となるので一年中注意が必要だろうという事はわかりますが、

前厄と後厄には「向かって行ったり、薄れて行ったり」と違いはありますが、「徐々に移る」という事では違いはありません。

徐々にという事なので、いつから始まっていつまで注意が必要かという事には曖昧な部分があります。

それともいつからいつまでという事ではなく、やはりその年になったら注意が必要になるという事でしょうか?

そもそも日本が新暦を使う様になったのは、旧暦の明治5年12月2日の翌日からです。(つまり旧暦の明治5年12月3日=新暦の明治6年1月1日となります。

また新暦への移行の布告がされたのは、旧暦の明治5年11月9日となります。)
厄年は古くからある習慣なので、厄年がいつからいつまで続くのか?についてはやはり旧暦がベースとなるのでしょうか?それとも新暦がベースとなって厄年のいつからいつまではと決められているのでしょうか?

そこで今回は『後厄とはいつからいつまで?前厄・本厄との違いは?』について紹介します。

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厄年とは?

それでは先ず厄年とはいったいどの様なものなのでしょうか?

厄介者や厄病神などといった様に、人に災いをもたらすものに使われている、「厄」という漢字の意味には、

わざわい。災難。「厄にあう」「厄を払う」

「厄年(やくどし)」の略。「厄が明ける

≪一生に一度はこうむる大きな災難である意から≫疱瘡(ほうそう)のこと。
出典:デジタル大辞泉

とあります。イメージそのままですね。

厄年は一般的に「災難や厄災が降りかかりやすい年齢」という説明がなされていて、一生の内で3回あると言われています。

また厄年にあたる男女の年齢は違っていて、3回ある厄年の全てに前厄や後厄があります。

つまり人は一生の内で合計9年の期間に渡り、厄年を過ごすという事になります。

男女とも3回ずつあると言われる厄年ですが、地域や宗派によっては還暦の次の歳にあたる、女性の61歳も厄年とされ、この場合には女性のみ4回の厄年がある事になります。

明治以前「年」は「甲子や壬申(じんしん)などといった様に、「「甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸」の十干(じゅっかん)と「子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥」の十二支の奇数同士と偶数同士の組合せによって数えられていました。

甲子園や壬申の乱というのは作られた年や起こった年から名づけられています。

この十干と十二支の奇数同士と偶数同士の組合せは全部で60通りとなり、当時の人は60年周期で「年」を考えていたわけです。
還暦を過ぎた61歳は人生の周期を一つ終え、新たな周期を迎えるという意味でもあるのです。

厄年にあたるのは何歳?

男女別々の厄年ですが、何歳が厄年となるのでしょうか?

男性の厄年
24歳(前厄) 25歳(本厄) 26歳(後厄)
41歳(前厄) 42歳(本厄) 43歳(後厄)
60歳(前厄) 61歳(本厄) 62歳(後厄)

女性の厄年
18歳(前厄) 19歳(本厄) 20歳(後厄)
32歳(前厄) 33歳(本厄) 34歳(後厄)
36歳(前厄) 37歳(本厄) 38歳(後厄)
(60歳(前厄) 61歳(本厄) 62歳(後厄))

となります。

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厄年が男女違うのはなぜ?

それではなぜ厄年が男女違ってくるのでしょうか?

一般的には「災難や厄災が降りかかりやすい年齢」とされる厄年ですが、男女ともに還暦の翌年が厄年と考えられる場合がある事から、厄年の年齢=人生の節目という考え方もあります。

そもそも平均寿命が還暦を大きく超える様になったのは近代に入ってからで、江戸時代の頃までは50歳前後だったと言われています。(一説には40歳以下とも言われています)
仕事についたり結婚や出産をしたりする年齢も今より早かった訳なので、19歳ぐらいに女性が出産しても不思議ではありません。
また平均寿命が50歳としても、男性は42歳の頃に大病したり亡くなったりしたとしても不思議ではありません。

この様に当時の寿命や社会の構造を見ると、厄年の歳には大きな転機があった事でしょう。
また出産が女性の厄払いになるという事も、19歳の前後一年、つまり18~20までには子供を生もう!という事なのかも知れません。

厄年はいつからいつまで?

それでは厄年はいつ始まって、いつ終わるのでしょう?

厄年とされる年齢の基準は今でも「数え年」となっています。
数え年の計算方法は、

加算日(年を取る日)を元日である1月1日とする方法
立春の2月4日とする方法(2月3日や5日の時もあります)

また1月1日には新暦と旧暦があるので、1月1日を加算日とする場合には新旧で2つ加算日がある事になり、厳密には3つの加算日がある事になります。

したがって厄年を「人の一年」と捉えるか「暦の一年」と捉えるかで、厄年の始まりの日と終わりの日も違ってくる事になります。
厄年を人の一年とする場合は、立春に始まって節分で終わるという考え方もあり、実際に一部の地域では節分に行う「節分祭」で厄払いをする場合もある様です。

しかし一般的な厄年は暦の一年とする事が多いので、元日から大晦日迄の一年を厄年とするのが一般的となります。

厄年は生活に根付いた風習でもあります。
現在の暦は新暦なので、新暦の元日から大晦日迄の一年を厄年としても良いと思います。

後厄と前厄・本厄との違いは?

徐々に厄が薄れて行く後厄は、本厄の次に注意すべき年と言われています。

つまり前厄よりも注意しなければならない厄年となる訳です。

本厄という最も大きな厄年を乗り越えて、ある意味疲れ果てている訳ですから前厄より気をつけなければいけないのは当然かも知れません。
また本厄という最大の厄年を乗り越えた安心感を戒める必要もある事から、本厄→後厄→前厄という危険順位になったのかも知れませんね。

本来、本厄や後厄の祈祷には、厄を払ったり除けたりする祈祷と共に、前年の厄年を無事に乗り越えた事への感謝の祈祷もするべきとされています。

その意味では、大厄である本厄を乗り越えた感謝と、まだ厄年である事の戒めをもって過ごすべき年なのかも知れません。

以上です。
後厄は、厄年という人生の節目や身体の変調が起こりやすい時期を乗り越えて、徐々にこれまでの普通の生活に戻る準備をする年と言えます。

まとめ

最初に迎える前厄以外の厄年に、厄払いや厄除けに行く際には、出来れば厄払いや厄除けの祈祷だけでなく、無事に過ごせた感謝の祈祷も行ってください。
予算や時間の関係上、厄払いや厄除けの祈祷だけしかできない場合でも、これまで無事に過ごせた感謝の念を以て御祈祷されては如何でしょう?

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また、出来れば後厄の後には無事厄年を終えた事の感謝の祈祷を捧げた方が良いので、参考にしてください。

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記事公開日:2016年12月7日
最終更新日:2016年12月8日

カテゴリー:行事

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